鍼灸治療とは?

■現代医学から見た鍼灸治療の効果
●血液やリンパの流れが良くなり、筋肉の緊張がゆるみ、血行促進
●脳内モルヒネ様鎮痛物質が分泌されることでの鎮痛効果
●鍼灸の刺激が痛みの刺激をブロックする(ゲートコントロール説)
●消化器・呼吸器・泌尿器などに働きかけ、それらのバランスを調整する
●ホルモンや自律神経のバランスを調整する
●白血球等が増加して免疫力が高まるなど生体防御機構を強化する
(風邪などを引きにくくする、病気になる前に予防)

■東洋医学から見た鍼灸治療の効果
東洋医学では、カラダの不調が起こるのは、気・血・津液という人体を構成する物質が、発病因子によってなんらかの障害をうけた場合と考えられています。障害をうけている気機の異常に見合った経穴(ツボ)を選択し、その経穴を刺激することによって邪気を取り去ったり、生気を補ったりします。それにより、カラダ全体のバランスを調えることができます。こういったことから東洋医学はオーダーメイドで一人一人に合わせた治療ができます。だから、同じ腰痛、肩こり、冷え症などの症状でも人により治療法がかわってきたりします。

■鍼灸治療はみなさんが本来もっている自然治癒力に働きかけ、病気に対抗するものです。
鍼灸治療は、現代医学において、「原因不明」や「もう治らない」といわれた患者様が最後にたどりつく場所でもあります。そういうもののうち、多くは現代医学において適切な治療法がないというのが本音ではないでしょうか?本来、人間や動物など自然の生き物には自然治癒力という素晴らしい機能が備わっています、動物などは薬をぬらなくても怪我など回復しています。このような自然治癒力を最大限に引き出していくのが鍼灸治療の一番の良いところといっていいと思います。このような鍼灸治療は、同じ腰痛や肩こりなどでも人によって治療法が異なったりします。これは鍼灸治療が症状ではなく、体質を改善させることにより、症状を結果的に改善させていくものであるからです。だから鍼灸治療というのは、すべての病を治せるとはいいませんが、すべての症状において、みなさんが持っている自然治癒力を向上させることによって病と闘っていくものです。


トップサイトへ戻る
inserted by FC2 system